2011/03/17

Me.


これは自分のために、わすれないために、自分のために記す文章。
大げさだと言われても「どうでも良い」。

昨晩、パノラマファミリーで2度もCDジャケットを作ってくれたDabstarことマイメンDabくんから1通の郵便が届いた。中身はキュビズモグラフィコことCHABEさんのチャーベ名義での初アルバム。アルバムタイトルは「Me.」。中には写真のような小さな手紙が入っていた。

「この今の日本の状況で音楽は誰に届くんだろう」数日間そんな風に思っていたし、実際地震が起きてから1曲通して聞いたのはエリック・サティのみ。Twitterでは「音楽で癒しを」的なツイートやYOUTUBEが多々あったけど、ちょっと理解できなかった。


余震にも随分慣れてきた昨日、なんだか先行きの見えない不安と疲れが一気に、来た。

不安。ふあん。FUNと一字違いで真逆の意味。

仕事をしながら昨日頂いた「Me.」をi Tunesに入れる。
イヤフォンを耳に入れる。
イヤフォンを耳に入れた。


照れくささから逃げずに断言しよう、「Me.」は僕を救ってくれた。
「Me.」はMeを救ってくれた。ちょっと楽になった。

kit galleryの白い箱の中にある、あの優しい雰囲気に包まれるような。
そんな音楽。

そういえば、「音を楽しむと書いて音楽だよ」という言葉が昔っから大嫌いだった。
勝手に決めないで欲しい。音で楽しませるかもしれないし、音で楽になるかもしれないし、
音が楽して生きるかもしれないし、「解釈を狭めるなよ」といつも思っていた。
でも、なんかそういうのすら「どうでも良いか。」と許してしまえる音楽だった。

これを聞いて不安をFUNに代えるなんてできないけど、
なんとかなるさとは少し思える。

このアルバムは僕の生涯の1枚だ。
そんなアルバムに僕の大事な友人が関われたことを誇りに思う。

HOPE.