2012/03/16

去年の今頃は

去年の今頃は心ここにあらずという感じで過ごしていて、
でもオレがしっかりしなければという思いもあって、
色々と考えてこんな曲のカバーを作った。
母親のほとんど唯一好きだった歌手の曲。
そしてその当時つきあっていた恋人の好きな曲。

あのときはツイッターやmixi、ブログテレビなどでうんざりするような言葉があふれていて、多くのミュージシャンはメッセージソングを発表していて、それがあんまり自分には受け入れられなくて、苦手だなと思った。でも、自分も表現者として何か出来ないかなともおぼろげに思い、モヤモヤとあせっていた。

スピーカーもアンプも重いので棚からおろし、床はごちゃごちゃで、すごく不安だったのを覚えている。片付けたいけど、それすら出来ない状態。

なんだか落ち着いた音が聴きたかったし、陳腐な言い方で好きではない表現だけど、
なにか癒しになるようなものを作って聴かせたかった。

シンプルに作った。
この曲のカバーをつくることで、
僕の周りの大事な人たちを安心させたかったけど、どうだったのだろうか?

ということを、ついさっきのことのように思い出している。
1年も経ってるのに。