2013/09/06


懐かしい友人からの久しぶりの連絡は結婚か地元に戻るという話のことが多くなってきた気がする。

一昨日、久しぶりに学生時代の友人にとある用事でメールすると、丁度良かった、飯かお茶行こうよ、ご報告があります。という返信が来た。
東京から実家に帰るという。

彼は同じサークルでギタリストで、ヒップホップやパンク以外では同じような音楽趣味もあったので、とても仲が良かった。
毎日のようにレコード屋をめぐったり、カフェでだべったり、酒を飲んだり、セッションしたり。つまるところ時間はあるが、やりたいことをやれない多くの若者がするような会話をたくさんするような関係。

PANORAMA FAMILYの結成当時はライブDJも彼がやってくれていた。
PANORAMA FAMILYのライブを何度かやった後、DJやめるねと言って彼は辞めたのだけど、オレとしては「むしろあんまり興味もないであろうHIPHOPのライブDJを良くやってくれたなぁ。」と引き留めるでもなく快く承諾したのだった。たしか。

その後DJをさがしたり、メンバーが抜けたりとPANORAMA FAMILYは最悪な状態になっていき、それと同時にオレは昔の仲間に「まだ音楽やってるんだ」なんて笑われたって良いから、何としてでも辞めずに音源を出すんだと、死にものぐるいに近い感じでなりふり構わず睡眠もままならないくらい必死で活動した。それでなんとなく疎遠になっていき、一年に一度会うか会わないかくらいの頻度でしか会わなくなっていた。

オレがもがいている間に、彼も色々ともがいたようで、フリーターから、お洒落なインテリアショップへと就職、そして結婚、とすごく遠くに行ってしまったなぁなんて感じながら、でも良い感じに人生が進んでるのは、大げさに言うと自分事のように嬉しかったりした。

そんな彼は地元で独立して自分のお店を開くという。
これは本当に喜ばしいことだ。
こころから「おめでとう、きっとうまくいくよ」と言いたい。
これで名古屋にライブに行く楽しみが1つ増える。


これはものすごい暑い9月初頭のできごと。