2016/02/11

READING feat.バクラバ(metrofield)


この曲は、もともと5週連続、1週間で1曲付くってWEBにUPする企画で発表したもの。
確か5週目に発表したと思います。

バクラバは最近はライブのときサイドMC兼DJをやってくれていて、仲のいいラッパーです。自分は彼の鼻にかかったような声がとても好きで、そのうち一緒にやりたいなと思っていてこの曲で実現しました。それについてはバクラバが少し面白く大袈裟にLIFENOTEの特設WEBページで書いてくれていますので、ご一読を。(彼のグループmetrofieldもすばらしいので是非チェックを。) http://panorama-family.info/life-note

当時震災のあとで、SNSでは陰謀説を含め、色んな情報が流れてきていて、それを鵜呑みにする人も多いし、自分で確かめずにメディアに洗脳されたり、プロパガンダに踊らされたりしているのを生活の上で良く目に耳にしました。


それと、自分がこのちょっと前に乗っていたマークジョンソンという人のシグネチャーモデルのスケートデッキにはpalm readerと書いてあって、意味を調べると、readには「読む」以外にも「読み込む」とか「(未来を)占う」とかのように使われることを知りました。「手のひらを読む」つまり手相を見る的な感じかと。それで、このテーマで歌詞を書きました。

自分のバースは、「あらゆることを深読みしろよ」、バクラバのバースは「CD買ったら歌詞カードまでじっくり読んで味わえよ」みたいなことが書かれていて、とても対比が面白いです。

この曲のリリックで
すごく好きな箇所はバクラバのリリックで、
「ノーマルパターンの脳ある鷹より
アブノーマル派がアガるパターン」
てとこです。このライミングはなかなか凄いと思います。

自分のだと
「近くじゃドット離れたら実像
よく見ず触るといつか火傷」
が割と気に入っています。

サンプルネタは、まずはFACEBOOKで発見しました。
Organ Barのパーティ「マルシェ」のDJのまさるくんがシェアしていた古いモッズっぽい曲のサンプリングです。それをチョップして左右に振ったりしました。ギターのような音です。

MPC500でビートを組んで、一旦ベースなども入れずに歌詞を書いて、プリプロREC。

そこにピアノ、ギター、ベースを弾きました。
ピアノはどこかで頂いた安いシンセみたいな鍵盤を使いました。ピアノ以外は使える音源は殆どないですが、リバーブ感が好きでたまに使います。

そして、本チャンのRAP録音が終わって、ツッチーさんからミックスが届いてミックスの最終チェックをしていると、入れていないはずの場所でキックの音が。。

ツッチーさんがこの方が良いって思って勝手にキックを増やしてくれていました(笑)。
聴くと確かにこっちの方が良い。これは嬉しい誤算です。もちろん採用にさせていただきました。
こうやってLIFE NOTE制作時のことを振り返ってみると、かなり色んな人の強力があって作れたアルバムだなと思います。


http://panorama-family.info/life-note

アルバム今こそ聴いて欲しいです。